イエメンの親イラン武装組織フーシ派とサウジアラビアは17日、国境を越えて新たな攻撃の応酬を繰り広げた。こうした中、イエメン住民は戦闘を逃れるため紅海を船で脱出している。
フーシ派が支配するテレビ局は、紅海沿岸に近いサウジ国境付近のハッジャ県と、さらに南の内陸部にあるタイズ周辺で、サウジ軍が新たな空爆を実施したと伝えた。
サウジの民間防衛当局によると、西部タイフ上空で迎撃されたドローン(無人機)の破片により、サウジ在住のイエメン人1人が死亡した。先週の戦闘激化以降、フーシ派による攻撃でサウジが死者を公表したのは初めて。これまでに80人余りが負傷したとしている。
戦闘激化を受け、イエメンの民間人は紅海の入り口に位置するバベルマンデブ海峡を船で渡って脱出している。
国際移住機関(IOM)によると、今回の戦闘で10万人以上のイエメン人が避難を余儀なくされており、大半は国内にとどまっている。
フーシ派は先週からの電撃的な進撃で、イエメンの紅海沿岸全域を制圧した。フーシ派によると、サウジ空軍はここ数日で数百回の空爆を実施した。これに対しフーシ派も国境を越えてミサイルや無人機で攻撃している。
フーシ派指導者のアブドルマリク・フーシ氏はテレビ演説で「サウジがわが国への封鎖と占領をやめ、攻撃を停止することを求める。これがわれわれの要求だ」と述べた。
トランプ米大統領は、フーシ派との戦闘への支援を求めたサウジの要請を拒否している。
トランプ氏は17日、イランへの大規模攻撃を再開するかどうかを巡り、重大な岐路が近づいていると述べた。
アクシオスのインタビューで「大きな決断が迫っている。乗り込んで彼らを壊滅させるのか、そうしないのか。大きな決断だ。私に関しては何が起きるか分からない」と語った。

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