[シドニー 18日 ロイター] - オーストラリア準備銀行(中央銀行、RBA)のブロック総裁は18日、インフレの上振れリスクが一部顕在化しつつあるとの認識を示した。中東紛争と人工知能(AI)ブームが物価に上昇圧力をかけているとした。

ブロック氏は議会証言で、今月の政策会合で当局者が直面する重要な問題は、今年これまでに実施した3回の利上げが妥当な期間内にインフレ率を目標に戻すのに十分かどうかだと述べた。

豪中銀は8月、政策金利を2会合連続で4.35%に据え置いたが、中東紛争と世界的なデータセンター投資ブームをインフレの主要リスクとして挙げていた。その後、両リスクはいずれもインフレを高める方向に動いている。

ブロック氏は「その後の展開を踏まえると、豪経済の成長は減速しているものの、こうしたインフレ上振れリスクの一部が顕在化しつつあるようだ」と述べた。

その上で、経済は想定通り減速しているものの、労働市場は依然として逼迫していると指摘。インフレを鈍化させるには、総需要の伸びが低調な状態が一定期間続く必要があると警告した。

市場は豪中銀が28─29日の会合で政策金利を4.6%に引き上げる確率を93%織り込んでいる。さらに、2027年初めまでに4.85%に達すると予想している。

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