王室評論家や、報じられる側の王室の中にも、批判的な報道は「王室の通過儀礼」だと話す人がいる。
「チャールズ皇太子が、ダイアナ元妃と共に批判的な報道をされていた時に言ったことと同じだ。(メディアは)偶像化して叩きのめす」と、王室雑誌マジェスティー・マガジンのイングリッド・スワード氏は話す。
ウェンブリー競技場で3月に行われたイベントで、子どもと教師1万2000人を前にスピーチしたヘンリー王子は、変わらぬ「メディア嫌い」を隠そうとしなかった。
「われわれは毎日のように、真実を捻じ曲げ、前向きな思考を操作しようとする広告やマスメディア、ソーシャルメディア、そして終わりのない比較の洪水にさらされている。だが、それに揺さぶられてはいけない」と、ヘンリー王子は訴えた。
英王室が報道についてどう思おうと、彼らとメディアの間には象徴的な関係があると、王室ウォッチャーは言う。
「彼らは基本的に、皆に見てほしいと思う仕事をしているときには、喜んで取材をさせている」と、ロンドン・イブニング・スタンダード紙で王室担当記者を務めたロバート・ジョブソン氏は語る。
(翻訳:山口香子、編集:久保信博)
Michael Holden
[ロンドン ロイター]

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