[ロンドン 4日 ロイター] - イングランド銀行(英中央銀行)のベイリー総裁は4日、生産性低迷や新型コロナウイルス禍などを背景に先進国で公的債務が膨らんでおり、借り入れコストを押し上げているとの見方を示した。
ベイリー氏はロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)主催の会合で、「現時点で、非常に大きな課題、構造的な課題がある」と指摘。高齢化の進行や国防費拡大方針も重要な要因だと述べた。
化粧品大手のロレアルよりフランス国債のほうが利回りが高い理由を問われたベイリー氏は「債券市場への圧力を考える上でこれらは関連していると思う」と語った。
国債利回りはここ数カ月急上昇しており、今週初めには英10年債利回りが約20年ぶりの高水準、より長期の国債利回りは1998年以来の高水準を付けた。
ベイリー氏はまた、米連邦準備理事会(FRB)のウォーシュ議長がフォワードガイダンスに一定の危険性を見いだしているのは正しいとし、中銀は無条件のガイダンスを与えることを避けるべきだと表明した。