[パリ 4日 ロイター] - 国連食糧農業機関(FAO)が4日発表した8月の世界食料価格指数は133.3ポイントと、2022年11月以来の高水準となった。悪天候に加え、湾岸地域と黒海で戦争に伴う混乱が生じ、主要食料の供給懸念が強まった。

前月は130.8ポイントに修正された。

欧州の猛暑と干ばつ、深刻なエルニーニョ現象が発生する恐れ、ウクライナとイランを巡る戦争による貿易の混乱で農産物市場が動揺し、穀物価格は3年ぶり、砂糖価格は1年ぶりの高値に上昇した。

FAOのチーフエコノミスト、マキシモ・トレロ氏は声明で「8月の世界食料価格の上昇は、リスクプレミアムが食料市場に戻りつつあるという警告だ。気候変動による打撃や地政学的緊張、貿易物流の混乱が重なり、供給が逼迫するとの見方が強まっている」と述べた。

FAOが算出する穀物、植物油、砂糖、食肉、乳製品の価格指数はいずれも8月に上昇した。

FAOによると、欧州の異常気象がトウモロコシとテンサイの収穫見通しや畜産物の生産に影響したほか、エルニーニョの発生予想を受け、植物油と砂糖の生産に対する懸念が強まった。

FAOは別の報告書で、2026年の世界穀物生産量予測を7月時点から340万トン引き下げ、29億8000万トンとした。25年を2.0%下回るものの、過去2番目の高水準となる見通しだ。

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