[ワシントン 3日 ロイター] - 米供給管理協会(ISM)が3日発表した8月の非製造業総合指数は55.4と、7月の54.1から上昇した。堅調な需要を背景に新規受注が3年半ぶりの高水準となり、投入価格も上昇した。
インフレが高止まりし、連邦準備理事会(FRB)が年内に利上げに動く可能性が示唆される内容となった。
指数は50を上回ればサービス部門の拡大を示す。ロイターがまとめたエコノミスト予想は54.2への上昇だった。今回の水準は、第3・四半期の経済成長が底堅いことと整合的だ。
新規受注指数は、7月の57.2から60.9に急上昇し、2023年2月以来の高水準となった。受注の強さは国内需要の堅調さを反映しており、人工知能(AI)関連投資ブームが押し上げ要因の一つとなっている。
需要に減速の兆しがない中、8月もサプライチェーンは逼迫した状態が続いた。サプライヤー納入指数は、7月の52.8から51.3に低下した。50を上回ると納入が遅いことを示す。同指数は21カ月連続で納入遅延を示しており、投入価格を押し上げている。
企業が投入資材に支払う価格を示す指数は7月の70.3から72.6に上昇し、インフレがFRBの目標である2%を上回る水準にしばらく留まる可能性を示唆した。
受注が急増したにもかかわらず、サービス部門の雇用は低調にとどまった。エコノミストは、政策の不確実性を理由に企業が人員増に慎重になっていると指摘する。雇用指数は47.8とほぼ横ばいで、8月の非農業部門雇用者数に下振れリスクが生じる可能性を示唆した。