[ワシントン 3日 ロイター] - 米商務省が3日発表した7月の貿易赤字(季節調整済み)は前月比24.4%増の886億ドルとなった。堅調な内需を受けて資本財輸入が過去最高を記録するなど輸入が押し上げられ、大幅に拡大した。第3・四半期も貿易が経済成長の重しとなる見通しとなった。ロイターがまとめたエコノミスト予想は900億ドルだった。

先週発表されたデータでも、7月の財(モノ)の貿易赤字が2025年3月以来、16カ月ぶりの‌大きさに拡大したことが示されており、赤字悪化の兆しはすでに指摘されていた。

7月の輸入は2.8%増の3993億ドル。モノの輸入は3.7%増の3206億ドルだった。

資本財の輸入は144億ドル増の1403億ドルと過去最高を記録。人工知能(AI)インフラの拡充に関連しているとみられるコンピューター、コンピューター関連機器、半導体が大きく伸びた。

一方、石油を含む工業用資材の輸入は18億ドル減少。原油輸入は価格下落を背景に18億ドル減った。

サービス輸入は6億ドル減の787億ドル。知的財産使用料が減少の要因となった。輸送サービスの輸入は減少した一方、旅行サービスは増加した。

輸出は2.1%減の3107億ドル。モノの輸出は3.0%減の2010億ドルとなった。工業用資材・原材料が87億ドル減少し、その大半を原油と、国内総生産(GDP)計算から除外される非貨幣用金が占めた。ただ、資本財の輸出は19億ドル増加。消費財の輸出は医薬品に押し上げられ17億ドル増となった。

サービス輸出は旅行、金融、輸送サービスの減少を背景に4億ドル減の1097億ドルとなった。一方、知的財産使用料と、その他の企業向けサービスの輸出は増加した。

7月のモノの貿易赤字は17.3%拡大し、1196億ドルとなった。物価変動の影響を除いた実質ベースでは12.7%増の1064億ドルとなった。

国別では、米政権の強硬な輸入関税措置にもかかわらず、メキシコ、ベトナム、台湾、タイ、韓国、マレーシアに対するモノの貿易赤字は過去最大を記録した。スイスとのモノの貿易収支は赤字に転じた一方、現在、貿易戦争の渦中にあるカナダとの貿易赤字は37億ドル縮小し、32億ドルとなった。

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