[ロンドン 3日 ロイター] - S&Pグローバルがまとめた8月の英国のサービス部門購買担当者景気指数(PMI)は2カ月連続で拡大と縮小の分かれ目となる50を上回り、企業の景況感も改善した。一方、値上げを報告した企業が増えており、イングランド銀行(英中央銀行)にとって懸念材料となる可能性がある。

サービス部門PMI改定値は52.5と、7月の52.1から上昇し、4月以来の高水準。速報値の52.8をやや下回ったものの、イラン戦争が続く中でも英経済が底堅さを保っていることを改めて示した。

S&Pグローバル・マーケット・インテリジェンスの経済担当ディレクター、ティム・ムーア氏は「8月のデータは英サービス業全体で事業環境が改善していることを示した。企業と消費者の支出は第2・四半期に減少した後、一段と増加した」と述べた。

S&Pグローバルによると、7月には販売価格と投入価格の上昇がともに鈍化したが、8月はそれぞれ値上がりを報告した企業が増えた。

サービス企業の先行きへの楽観度は、イラン戦争やインフレへの懸念にもかかわらず、2月以来の高水準に上昇した。

新規受注指数は8月に50.7と、7月の50.8から小幅に低下した。

雇用指数は50を割り込んだものの、受注見通しや市場環境全般の改善を背景に、2025年10月以来の高水準となった。

製造業を含む総合PMIは、7月の52.2から52.5に上昇し、4月以来の高水準となった。

Reuters Copyright (C) 2026 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。