Arathy Somasekhar

[ヒューストン 2日 ロイター] - 米国時間の原油先物は、米国とイランによる攻撃の応酬で供給懸念が高まる中、約1%上昇した。

清算値は北海ブレント先物が0.98ドル(1%)高の1バレル=95.63ドル、米WTI先物が0.79ドル(0.9%)高の91.01ドル。値動きの荒い展開の中、共に一時7月24日以来の高値を付けた。

米軍は1日、イランに対して集中的な空爆を実施。これに対しイランはヨルダン、バーレーン、イラクの米軍関連施設に報復攻撃を行い、湾岸地域からの原油輸出を阻止すると警告するなど、強硬姿勢を崩していない。ただ、トランプ米大統領はこの日、イランに対する新たな軍事攻撃は「それほど長くは続かない」との見方を示した。

エネルギーブローカー、リクイディティー・エナジーのディレクター、マーク・シェーファー氏は「米国はイランのレーダー網や機雷敷設能力を標的とし、イランは地域内の米国拠点への報復に踏み切った」とし、「約1カ月間の比較的平穏な状態が続いていたが、今回の攻撃は大幅なエスカレーションを意味する」と指摘。「戦闘再開による原油輸送のさらなる混乱が市場で最大の懸念になっている」としている。

BOKフィナンシャルの上級副社長兼トレーディング責任者のデニス・キスラー氏は「戦闘激化によって短期的にはホルムズ海峡の輸送は滞る」と予想。同時に「代替ルート経由の原油が最終的に市場に供給されるとの認識が広がっている」とも述べた。

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