なお、著者はドイツのジャーナリストで、本書執筆のためにドイツ各地の動物園を1年かけて体当たり取材し、公文書館をしらみつぶしに調べて回ったという。多くの証言によって、冷戦下のベルリンという特殊環境を生き抜いた動物園と、それに人生を捧げた動物園人たちの姿が生き生きと甦る。

2つの動物園は、現在ではヨーロッパを代表する動物園として、ベルリン市民だけでなく世界中から訪れる多くの人々に愛されている。日本でも独自の趣向を凝らした動物園が各地で人気を呼んでいるが、その背後では、熱い動物園人たちによる熾烈な戦いが繰り広げられている......のかもしれない。


東西ベルリン動物園大戦争

 ヤン・モーンハウプト 著

 黒鳥英俊 監修

 赤坂桃子 訳

 CCCメディアハウス
ニューズウィーク日本版 台湾有事の新シナリオ
2026年4月21号(4月14日発売)は「台湾有事の新シナリオ」特集。

米・イラン戦争で変わる地域紛争の「大前提」/石油危機を恐れるべき理由

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