Nancy Lapid

[3日 ロイター] - 2025年に米ニューメキシコ州で発生したはしかの集団感染について、封じ込めに要した費用の総額が約540万ドルに上ったとする新たな研究結果が発表された。

この試算額には医療、公衆衛生サービス、生産性の損失に関する費用が含まれる。対象は成人患者57人と感染した子ども43人の介護者だけでなく、ウイルスにさらされて隔離された接触者205人と公衆衛生対応に当たった133人に及ぶ。

ニューメキシコ州保健局と疾病対策センター(CDC)の研究者によると、総費用はこの流行で確認された100人の患者1人当たりに換算すると平均5万3000ドル超になる。

集団感染は昨年1月にテキサス州のワクチン接種率が低い地域で発生し、2月に州境を越えてニューメキシコ州に広がり、まず州境地域で症例が確認された。CDCは同年9月に流行の終息を宣言した。

26年に入ってからのはしかの確認症例は米国内で2300件を超え、25年の年間感染者数を上回って過去35年で最多の水準に達している。ワクチン接種率の低下が背景にある。

研究者らは3日、医学誌「アナルズ・オブ・インターナル・メディシン」に研究結果を発表した。それによると、25年のニューメキシコ州の流行では、公衆衛生対応に約320万ドル、ワクチン接種関連の活動に約210万ドルがかかった。

直接的な医療費は計29万ドルで、内訳は入院7件に23万8000ドル、外来診療79件に3万2000ドル、民間の検査機関での検査1286件に2万ドルと試算した。

成人患者、15歳未満の患者の成人介護者、感染者と接触があった成人、および死亡した患者による欠勤に伴う生産性損失の推計額は合計で約160万ドルに達した。

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