[ソウル 4日 ロイター] - 韓国国家データ処が4日発表した7月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比2.8%上昇した。伸び率は6月の3.2%から鈍化し、3カ月ぶりの低水準となった。原油価格の下落が背景で、ロイターがまとめた市場予想の中央値(3.0%)も下回ったが、政策当局は物価上昇圧力を引き続き警戒している。
前月比では0.2%下落し、8カ月ぶりのマイナスとなった。石油製品価格が5.5%下落したことが影響した。エコノミストは前月と同じ0.1%の上昇を見込んでいた。
財政経済省のイ・ヒョンイル次官は「中東戦争を巡る不確実性を含む物価上昇圧力は依然として続いている」と述べた。
同省は、全国的な燃料価格の上限規制により、7月のインフレ率が0.3%ポイント押し下げられたと推計した。
同省によると、8月には、昨年の携帯電話料金の一時的な割引によるベース効果で、インフレ率が0.8%ポイント押し上げられる一時的な要因が生じる見込みだ。
変動の激しい食品・エネルギー価格を除いたコアCPIは前年同月比2.6%上昇。2023年12月以来の高い伸びとなった。6月は2.5%上昇していた。
韓国銀行(中央銀行)は先月、政策金利を3年半ぶりに引き上げた。同国経済の力強い成長を背景にインフレリスクが高まる中、追加利上げも示唆した。