Maggie Fick

[ロンドン 3日 ロイター] - 3日のロンドン株式市場では、英製薬大手アストラゼネカが売り込まれ、8.96%急落した。米同業ブリストル・マイヤーズ・スクイブ(BMS)との合併協議に関する報道が嫌気された。

下落率は2020年以来の大きさとなった。合併が実現すれば、時価総額が計4000億ドル近くに達する世界最大級の製薬会社が誕生する。ただ、コスト面での恩恵が見込めるとはいえ、英最大手のアストラゼネカにとって事業を一変させるような大型買収の必要性はほとんどないとの声が投資家やアナリストから出ている。BMS株は米国時間の序盤の取引で1%未満下落した。

アストラゼネカの広報担当者はコメントを控えた。BMSはコメント要請に応じなかった。

アストラゼネカの株主であるJMフィンの投資ディレクター、ルーシー・クーツ氏は「うわさされているBMSとの統合でアストラゼネカにとって唯一の利点は、米国での事業基盤と売上高の拡大を加速できることだろう」とする一方、「全体としては、アストラゼネカとの統合で得をするのはBMSの株主だろう。このため、報道がアストラゼネカの株主から冷ややかに受け止められるのは間違いない」と語った。

関係者はロイターに対し、両社が協議を行ったことを認めた。時価総額は7月31日時点で、アストラゼネカが2640億ドル、BMSが1330億ドルに上る。

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