[ニューヨーク 3日 ロイター] - 米国株式市場は続伸。ダウ工業株30種は終値で最高値を更新し、8月の取引は好調なスタートを切った。米国とイランの緊張緩和の兆しから原油先物が下落し、米国債利回りが低下した。また、アマゾン・ドット・コムは上昇し、時価総額が初めて3兆ドルを突破した。
トランプ米大統領がイランとの協議を3日に実施すると明らかにしたことを受け、原油市場では米WTI先物が約5%下落した。
原油安を受けて米国債利回りも低下した。ただ、市場では中東での戦闘が長期化した場合に米連邦準備理事会(FRB)が利上げに踏み切る可能性が引き続き意識されている。
S&P総合500種の主要11業種では、メタ・プラットフォームズとアルファベットの上昇を背景に通信サービスが4.3%高と最も好調だった。一方、エネルギーは1%超下落した。
B・ライリー・ウェルスのチーフマーケットストラテジスト、アート・ホーガン氏は「毎日、誰もが起きて原油価格と10年債利回りをチェックする。下がっていれば市場は問題ないが、上がっていれば全く良くない状況になる」と指摘。「通常、決算発表の時期はマクロの厄介な影響を忘れる機会となるが、今回はそうではない」と述べた。
アマゾンは4.6%上昇。先週の決算発表を受け、時価総額が初めて3兆ドルを突破した。
上場後初の四半期決算を4日に発表するスペースXは5%超上昇。同社株は過去3週間近くにわたり、公開価格の135ドルを下回って推移している。
今週はこのほか半導体大手のアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)、データストレージ企業のサンディスク、ウエスタンデジタルなどの人工知能(AI)関連企業が決算を発表する。
製薬大手ブリストル・マイヤーズ・スクイブ(BMS)は0.2%上昇。英同業アストラゼネカとの予備的な合併交渉が報じられた。
ホテル大手マリオット・インターナショナルは7%安。第3・四半期の利益見通しが市場予想を下回った。
米ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁はロイターとのインタビューで、インフレ圧力が徐々に和らいでいくとの見方を示した。
FRBのウォーシュ議長が連邦公開市場委員会(FOMC)の開催頻度を減らす案を提起したとの先週の報道を受け、FRBの透明性低下への懸念が高まった。
CMEのフェドウォッチによると、市場は9月のFOMCで少なくとも25ベーシスポイント(bp)の利上げが行われる確率を64.5%と織り込んでいる。
今週は7日の雇用統計など労働市場に関する複数の指標が発表される。
ニューヨーク証券取引所では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を2.62対1の比率で上回った。ナスダックでも3.01対1で値上がり銘柄が多かった。
米取引所の合算出来高は193億6000万株。直近20営業日の平均は176億6000万株。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 53178.41 +693.38 +1.32 52759.06 53230.08 52759.06
前営業日終値 52485.03
ナスダック総合 25913.90 +540.04 +2.13 25452.66 25967.44 25420.35
前営業日終値 25373.85
S&P総合500種 7600.50 +110.78 +1.48 7504.78 7610.04 7504.78
前営業日終値 7489.72
ダウ輸送株20種 21231.19 +191.89 +0.91
ダウ公共株15種 1119.86 -1.78 -0.16
フィラデルフィア半導体 11430.35 +119.28 +1.06
VIX指数 15.86 -0.13 -0.81
S&P一般消費財 1973.79 +51.43 +2.68
S&P素材 635.03 +7.81 +1.24
S&P工業 1549.10 +28.35 +1.86
S&P主要消費財 938.06 -2.90 -0.31
S&P金融 953.65 +6.86 +0.72
S&P不動産 287.33 +0.74 +0.26
S&Pエネルギー 901.39 -11.22 -1.23
S&Pヘルスケア 1890.36 -3.31 -0.17
S&P通信サービス 476.24 +19.63 +4.30
S&P情報技術 6660.00 +106.05 +1.62
S&P公益事業 450.50 +0.33 +0.07
NYSE出来高 13.41億株
シカゴ日経先物9月限 ドル建て 63450 - 380 大阪比
シカゴ日経先物9月限 円建て 63390 - 440 大阪比