[東京 3日 ロイター] - 伊藤忠商事は3日、米航空機リース会社アビエーション・キャピタル・グループの経営に参画すると発表した。同社は東京センチュリーの子会社が100%出資しており、伊藤忠は19億4600万ドル(約3000億円)で同子会社の株式50%を取得する。航空機リース市場が今後も拡大するとみて事業を強化する。伊藤忠は現在、各国の航空会社に90機超の機体、エンジンをリースしている。
中宏之CFO(最高財務責任者)は会見で、航空旅客需要の中長期的な伸長を背景に「航空機リース事業は今後も拡大が見込まれる」と指摘した。既に航空機関連事業を重点的な成長領域と位置付け、機体調達からリースの組成、機体管理・販売まで一貫して手掛けており、90機超をリースしているという。
アビエーション社は新世代機材を中心に、50カ国の航空会社にリースを提供しており、同社の事業を伊藤忠の航空機アセットプラットフォームの中核事業に据えることで「航空関連事業の新たな収益の柱にしていくことを企図している」と語った。足元で160億円の利益規模である同事業を、5年後をめどに500億円に引き上げる目標を掲げた。
連結業績への影響については、今期の通期純利益見通しの9500億円に織り込み済み。
東京センチュリーは同日、今回の子会社株式売却に伴い、連結決算に特別利益500億円程度を見込むと発表した。当期利益への影響額は300億円程度となる見通し。ただ、許認可手続きの進捗や為替変動などにより、利益計上時期や金額は変動する可能性があるとしている。