Jiaxing Li Samuel Shen

[香港 3日 ロイター] - 香港は3日、オフショアの中国国債先物を上場した。中国政府がアジアの金融ハブである香港を通じた人民元の国際的な利用拡大に力を入れる中、海外投資家に新たなリスク管理手段を提供する。

中国本土以外で上場される唯一の中国国債先物契約であるオフショア5年物が、香港取引所(HKEX)で取引を開始した。取引と決済は人民元建てで行われる。

今回の上場は、中国政府による人民元の国際化と金融市場のさらなる開放に向けた取り組みの新たな節目となる。中国は4月、適格海外投資家によるヘッジ目的での本土国債先物取引を認める決定を下していた。

中国証券監督管理委員会(証監会)の呉清主席は香港での式典で、「世界の投資家は現在、3兆2000億元(4740億1000万ドル)の中国債券を保有しており、金利リスク管理のニーズは高まり続けている」と述べた。

呉氏は、新たな国債先物契約は香港のオフショア人民元ハブとしての地位を強化し「海外投資家がより安心して中国債券を保有する助けとなる」と語った。

香港との協力を強化し、人民元建ての投資商品や上場投資信託(ETF)のさらなる拡充を促し、中国への世界的な資産配分を加速させると表明した。

9月限のオフショア5年物中国国債先物は正午ごろに1.1%高の107.660で取引された。

1契約の取引単位は50万元(7万4046ドル)で、本土の同等契約の半分。原資産となる債券の現物受け渡しはなく、差金決済となる。

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