[ソウル 3日 ロイター] - 韓国の自動車メーカー、KGモビリティ は、中国の同業大手、奇瑞汽車(チェリー・オートモービル)が転換社債を通じてKGモビリティに7500万ドルを投資することに合意したと発表した。この社債が株式に転換された場合、奇瑞はKGモビリティの約10%の株式を保有することになる。
奇瑞は、中国の自動車メーカーの中で輸出台数が首位。奇瑞の国際部門のトップ、張貴兵氏はソウルで記者団に対して「奇瑞は世界中に多くの生産拠点を抱えている。これらの拠点は、両社の将来的な協力関係で重要な拠点になり得ると考えている。例えばグローバルな生産能力の共有や、製造のさまざまな面での協力を検討することができるだろう」とした上で、「販売網やブランド関連の提携を含め、他にも協力できる多くのチャンスがあると見込んでいる」と語った。さらに「当然ながら、当社の主要な目標の一つは、外国市場での存在感を高めることだ」と訴えた。
張氏は奇瑞が米国市場への参入に向けてさまざまな選択肢を活発に検討しているとし、参入に当たっては米国の幅広い法律、規制などの要件を順守する必要があると説明した。
主にSUV(スポーツタイプ多目的車)を手がけるKGモビリティは、奇瑞のプラットフォーム(車台)「T2X」を採用した中型SUVを来年1月に発売する予定。このモデルの開発コードネームは「SE-10」で、ガソリン車とプラグインハイブリッド車を国内および外国市場で販売する。
KGモビリティの郭在善(クァク・ジェソン)会長は、現時点ではSE-10を米国へ輸出する計画はないものの、可能性については引き続き検討すると表明した。
KGモビリティは2026年上半期に世界で5万5000台超を販売し、うち約6割を輸出した。