[キャンベラ 3日 ロイター] - オーストラリア政府は3日、H5N1型鳥インフルエンザによる海鳥の大量死が国内で初めて確認されたと発表し、感染がさらに拡大する恐れがあるとして警戒を呼びかけた。南オーストラリア州アデレード南方の沖合でオオアジサシ約50羽が死んでいるのが見つかった。

一方、養鶏場など農場では今のところ感染は見つかっていない。6月に国内で初めて感染が確認されて以降、多くの農場が家禽(かきん)を守るため封鎖措置を取っている。

コリンズ農相によると、アデレードから250キロ離れたケープジャファ沖の岩場で7月31日に見つかった、死んだオオアジサシ49羽と病気の35羽からH5N1型ウイルスが検出された。

同氏は記者団に対し「大量死が確認されたのはこれが初めてで、明らかに極めて懸念される事態だ」と述べた。その上で「感染拡大が今後さらに進み、より多くの野生生物が影響を受けることを豪国民は覚悟すべきだ」とした。

コリンズ氏によると、豪国内でこれまでに確認された感染例は74件に上り、西オーストラリア州からクイーンズランド州まで広範囲に及ぶが、大半は南オーストラリア州で発生している。

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