Balazs Koranyi
[フランクフルト 31日 ロイター] - 欧州連合(EU)統計局が31日発表した7月のユーロ圏消費者物価指数(HICP)速報値は前年同月比2.9%上昇し、伸び率は前月の2.8%から拡大した。市場予想の2.9%と一致した。
イラン戦争に伴う原油価格の高騰が全体を押し上げた。欧州中央銀行(ECB)による追加利上げの根拠が一段と強まった格好だ。
変動の激しい食品とエネルギー価格を除いたコアインフレ率は、6月の2.4%から2.5%に加速した。サービス価格の上昇は3.3%に拡大した。
7月の統計は重要ではあるものの、ECBの判断を決定づける可能性は低い。次回の金融政策決定会合までに8月のインフレ統計が発表される上、原油価格は極めて変動が激しいためだ。
7月は食品価格の上昇率が鈍化した。一方、中国からの輸入品の動向を大きく反映する非エネルギー工業製品の上昇率は0.9%に拡大したものの、依然低い水準だった。