Shadia Nasralla Yamini Kalia

[31日 ロイター] - 英石油大手BPは、英国の北海に保有する石油・ガス田の売却を目指している。4月に就任したメグ・オニール最高経営責任者(CEO)が、収益力向上に向けた大規模な資産構成の見直しを加速させている。

バーナム英首相は30日、北海における石油・ガス資源の開発・利用について「実利的」な対応を取る方針だと述べた。

オニール氏は声明で「北海は引き続き英国のエネルギーシステムに不可欠だ。ただ事業を絞り込み、最も価値の高い機会に資本を振り向ける中で、北海事業は他社の傘下に入る方がより良い位置付けを得られると考えている」と述べた。

北海では生産量が減少し、他地域の事業の方が高い収益を見込めることから、米エクソンモービル、シェブロン、コノコフィリップス、英シェル、仏トタルエナジーズ、伊ENIは近年、北海事業の売却や統合、分離を進めて縮小してきた。

BPの2025年の石油・ガス生産量のうち、北海は日量約11万7000バレルと、全体の約5%だった。

英国では近年、石油・ガス業界に対する税制が相次いで変更された。石油・ガス各社は投資を阻害するとして批判している。

英国の石油・ガス生産会社を多く会員に抱えるアバディーン・グランピアン商工会議所のラッセル・ボースウィック代表は「今回の決定は、長年にわたる政策の不透明さ、懲罰的な課税、業界の将来を巡る一貫性を欠いたメッセージにより、英国大陸棚に対する信頼が大きく揺らいでいることを改めて鮮明に示した」と述べた。

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