Isla Binnie Manya Saini

[ニューヨーク 30日 ロイター] - 米資産運用会社ブルー・アウル・キャピタルが30日発表した2026年第2・四半期決算の運用資産総額は前年同期比12%増の3190億ドルとなった。手数料に関連する事業の調整後1株当たり配当可能利益は0.22ドルとなり、LSEGがまとめた市場予想と一致した。

投資家が資金を引き揚げる動きが響いてプライベートクレジット事業の運用残高は6月末時点で1581億ドルとなり、3月末時点の1592億ドルから減少した。

一方、データセンターへの投資を含めた他の事業が堅調だったことや、26年通期決算が市場予想を上回る業績を見込んでいると幹部らが説明したことが好感され、ブルー・アウルの株価は30日正午までに最大で6.3%上昇した。

人工知能(AI)がソフトウエアやハイテク企業のビジネスモデルを根本的に変革するとの懸念によって一時は売り込まれたプライベートクレジット市場は、この数カ月間に沈静化してきた。しかし個人投資家の間では解約を申し込む動きが続いている。

26年第2・四半期の新規資金調達額は76億ドルで、前年同期の121億ドルから減少。うち個人資産家からの資金流入は17億ドルと、前年同期の44億ドルから減った。

通常は年金基金や保険会社などが含まれる機関投資家からの資金流入は59億ドルだったが、前年同期の76億ドルからは減少した。

エバーコアISIのアナリストらは「個人資産からの資金調達は前四半期に比べて大幅に鈍化した。あらゆる事情を考慮すれば、妥当な資産成長が見られた」との見解を示した。

ブルー・アウルの26年第2・四半期のダイレクトレンディング(直接融資)戦略のリターンは2.6%で、前期(26年第1・四半期)のマイナス0.4%から回復した。ただ前年同期の3%には及ばなかった。

マーク・リップシュルツ共同最高経営責任者(CEO)は電話会見で「当社のダイレクトレンディング戦略全体を通じて信用状況は引き続き好調であり、1年前と比べて(リスクの高い借り手の)ウオッチリストに有意な変化は見られない」と語った。

Reuters Copyright (C) 2026 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。