[モスクワ 30日 ロイター] - ロシアのオンライン小売大手「ワイルドベリーズ」などは、倉庫2カ所がウクライナによる夜間のドローン(無人機)攻撃を受け、いずれも火災が発生したと明らかにした。ウクライナはロシアの戦闘能力を弱め、侵攻終結につなげるため長距離攻撃を強化しており、その一環として今月18日以降、ワイルドベリーズへの攻撃を繰り返している。各地の倉庫が被害を受けており、流通網の混乱を招いている。

ロシア西部ペンザ州の知事は、ワイルドベリーズの施設で1人が負傷し、約200人が避難したと述べた。ワイルドベリーズは、ロシア・ウドムルト共和国の物流施設でも火災が発生したと発表。従業員は避難し、他の施設経由に配送ルートを変更したという。

複数のロシアメディアは、ウラル地方の施設への攻撃も報じたが、ワイルドベリーズは仕分け施設が通常通り稼働していると説明している。地元知事はペルミが夜間にウクライナの激しいドローン攻撃を受けたと述べた。

ワイルドベリーズは、「ロシア版アマゾン・ドット・コム」とも呼ばれ、販売プラットフォームの役割を担っている。混乱により、利用している数万の小規模事業者にも多大な損失をもたらす可能性がある。ワイルドベリーズは、販売業者への補償金の支払いを開始したと表明。関係者らはロイターに今週、ロシア政府が支援策を検討していると明らかにしている。

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