[30日 ロイター] - パレスチナ自治区ガザの保健当局は30日、イスラエル軍による空爆で子ども2人を含む少なくとも6人が死亡したと明らかにした。イスラエル軍は、空爆の標的はイスラム組織ハマスの戦闘員だったと主張した。米主導のガザ和平計画の完全実施に向けてハマス指導部と仲介者らがカイロで協議し、関係者が進展への期待を示す中、影響が注目される。
医療関係者によると、ガザ南部ハンユニスのテント村で男性と8歳の女児の2人が死亡。ガザ中部の難民キャンプでは、乳児が死亡したほか、少なくとも8人が負傷した。昨年10月の停戦合意により、大規模な戦闘は停止したものの、イスラエル軍はほぼ連日空爆を実施。ガザ保健当局によると、停戦発効以降のパレスチナ人の死者数は1200人を超えた。
ハマス指導部はエジプト、カタール、トルコの仲介者らと協議した。トランプ米大統領が主導するガザの暫定統治機関「平和評議会」が提示した計画の第2段階の実施について話し合ったとみられる。ハマス幹部は「前向きで良い」回答を準備していると主張したが、完全な武装解除に同意したかどうかは明らかにしなかった。
外交関係者によると、ロードマップではガザの全ての重・軽火器を廃棄し、米国が支援する「ガザ行政国家委員会(NCAG)」に段階的に権限移譲する構想だ。エジプトの関係者2人は、ハマスが武器の引き渡しを含む複数の論点では合意したものの、解体対象の詳細な表記の修正を巡って協議していると説明した。
ハマスはイスラエルに対し、ガザへの攻撃を停止し、軍を撤退させることを確約するよう要求。一方、イスラエルはハマスがガザでの権力を完全に放棄し、全面的に武装解除することを求めている。