農作業を終え、川で手足の泥を落とす。それは農村に暮らす人々にとって、あまりにも日常的な行為だ。まさか、その日常の中に危険が潜んでいるなど思わないだろう。

しかし、インドに住む12歳の少年は、その「日常の中に潜む危険」によって命を落とすこととなった。

【動画】ワニが水浴びをする12歳の少年を川に引きずり込み、咥えて振り回す様子を映した動画

インド北部ウッタル・プラデーシュ州で2026年7月16日、12歳の少年が川で体についていた泥を落としていたところ、水中から現れたワニに襲われた。『ヒンドゥスタン・タイムズ』など、複数の現地メディアが報じた。

ワニは少年の脚付近をくわえ、川の深い場所へ引き込んだとの目撃証言が報じられている。SNSなどでは、ワニが少年を咥えて振り回す様子が映された、本事故を映したとされる動画が拡散されている。

少年の叫び声を聞いた叔父は川へ入り、手を掴んで引き戻そうとしたが、助けられなかったという。「私は川に飛び込み、何とか彼(少年)の手を掴んだ。7分近く川の中にとどまり彼を引き上げようとした……しかし、ワニは(自分より)はるかに強く、彼を深い水域に引きずり込んでしまった。私は彼を助けることができなかった」

近くの農民や村人も現場に集まり、石やれんが、棒などを使ってワニを追い払おうとした。しかし、ワニは少年を離さず、そのまま深い流れへ移動した。

ワニが水中へ姿を消した後、村人、地元の船頭、警察、森林当局の職員らが川を捜索。約5時間後、少年は事故現場から約300メートル下流で遺体となって発見された。ワニは少年の右足と腰から下を食い尽くしていたという。

住民によると、この地域では以前からワニが目撃され、過去にも人が襲われる事故が起きていた。住民たちは、川岸への警告板の設置、森林当局による定期巡回、危険区域の明示など、恒常的な安全対策を当局に求めたという。

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