[ロンドン 3日 ロイター] - S&Pグローバルがまとめた6月のユーロ圏のサービス業購買担当者景気指数(PMI)改定値は49.4と前月の47.7から上昇した。コスト圧力が新型コロナ流行時を除いて過去最大のペースで低下したことが寄与した。

3カ月連続の拡大と縮小の分かれ目となる50を下回ったものの、速報値の48.9を上回った。

S&Pグローバル・マーケット・インテリジェンスのチーフビジネスエコノミスト、クリス・ウィリアムソン氏は「6月にユーロ圏サービス部門の事業活動の落ち込みが和らいだのは歓迎すべきニュースだ。製造業の拡大と相まって、2カ月にわたる落ち込みを経て経済全体が安定したことを意味する」と述べた。

サービス需要は再び減少した。海外からの受注も引き続き減少したが、減少ペースは5月に比べ鈍化した。

新規事業の減少にもかかわらず、雇用は5月のわずかな減少から反転し、1月以来最速のペースで拡大した。景況感も改善し2月以来の高水準となった。

ウィリアムソン氏は「中東での戦争勃発以来、経済成長の主な足かせとなってきたのはエネルギー価格の高騰による消費者需要の低迷だが、こうしたインフレ圧力は6月に著しく落ち着く兆しを見せた」と指摘した。

投入コストの伸びは昨年10月以来初めて鈍化し、4カ月ぶりの低水準となった。低下幅は2020年初めの新型コロナウイルス感染拡大に伴う都市封鎖時を除けば、統計を開始した1998年以降で最も急激だった。サービス価格の上昇率も縮小した。

サービス業と製造業を合わせた総合PMIは、5月の48.5から6月は50.0に上昇した。製造業の活動活発化がサービス業の減少を相殺し、3月以来初めて縮小局面を脱した。

Reuters Copyright (C) 2026 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。