[ロンドン 3日 ロイター] - S&Pグローバルがまとめた6月のサービス部門購買担当者景気指数(PMI)改定値は48.8で、5月の49.3から低下した。好不況の分かれ目となる50を2カ月連続下回り、2023年1月以来の低水準となった。
速報値は48.7だった。
新規受注は、スターマー首相の後任や財政政策に対する懸念、世界的なインフレ圧力を背景に22年11月以来の速いペースで縮小した。
S&Pグローバル・マーケット・インテリジェンスのエコノミクスディレクター、ティム・ムーア氏は、「6月のデータは、第2・四半期に英経済の勢いが明確に失われたことを裏付けた」と述べた。
6月調査では、強いコスト圧力、需要の低迷、中東紛争に起因するビジネス上の不確実性が、サービス企業が指摘した要因だったという。
インフレ圧力は依然として強いものの、幾分和らぐ兆しが見られた。PMIの投入コスト指数は3月以来の低水準。顧客へのコスト転嫁が続いているが、販売価格の上昇ペースは2月以来の緩やかさとなった。
製造業のデータを含む総合PMIは49.3と、速報値の49.4から下方改定され、25年4月以来の低水準となった。5月の49.7からも低下した。
向こう12カ月の企業心理は25年4月以来2番目の低水準だったが、米イラン和平合意への期待や人工知能(AI)への投資を背景に、企業はやや楽観的な見方に転じた。
雇用は21カ月連続で縮小し、10年2月以来最長の継続的な人員削減期間となった。