Sabine Siebold
[ベルリン 2日 ロイター] - NATO(北大西洋条約機構)欧州連合軍最高司令官のアレクサス・グリンケウィッチ米空軍大将は、2日、NATOの防衛計画において米国が残した空白の大部分を、欧州の同盟国がすでに埋めたと明らかにした。残るわずかな不足分についても、代替手段を検討しているとした。
グリンケウィッチ氏は、「数週間のうちに、欧州の同盟国は米国の『NATO戦力モデルへの貢献削減で生じた空白の大部分を埋めた。欧州側で代替できる同等の能力を現時点で保有していないわずかな分野については、代替手段を検討している」とした。
米国は5月、同盟国に対し、危機時に大西洋同盟に投入する軍事能力プールを縮小する決定を下したと伝えた。
グリンケウィッチ氏によると、今回の措置は、米国が複数の戦域で同時紛争に直面する可能性がある中、米軍への「不健全な相互依存」を段階的に解消することを狙いとしている。
ロイターは1日、NATO関係者の話として、来週アンカラで開かれる首脳会議で、欧州加盟国が同盟の防衛計画において米国が残した空白のほぼ全てを埋めたと発表する見通しだと伝えていた。
関係者によると、NATOが埋めきれずにいる主な空白は戦略爆撃機の分野で、米国は従来の2機ではなく1機のみ提供するとしている。