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Lucia Mutikani
[ワシントン 2日 ロイター] - 米労働省労働統計局が2日発表した6月の雇用統計によると、非農業部門雇用者数は5万7000人増加と、ロイターがまとめたエコノミスト予想(11万人増)を大幅に下回った。前月分と前々月分もそれぞれ下方修正された。労働市場の減速を示す内容となり、金融市場では米連邦準備理事会(FRB)による短期的な利上げ観測が後退した。
5月は17万2000人増から12万9000人増に下方修正された。4月分も14万8000人増と、3万1000人下方修正された。
今回の内容を受け、金融市場ではFRBによる7月会合での利上げ確率が20%弱に低下した。9月会合での利上げ確率は依然として約60%織り込まれているものの、雇用統計発表前の約75%からは低下した。
業種別の雇用者数は、専門・ビジネスサービス業が3万6000人増と最も伸びた。社会扶助部門は2万5000人増加。医療部門は2万2000人増にとどまり、過去1年間の月平均3万8000人増を下回った。
レジャー・接客業は、サッカーのワールドカップ(W杯)北中米3カ国大会による雇用増への期待に反し、6万1000人減少した。
失業率は4.2%で5月の4.3%から低下した。ただ、約72万人が労働市場から離脱したことが背景にあり、労働参加率は61.5%と2021年3月以来、5年超ぶりの低水準に落ち込んだ。エコノミストの一部は、今回の雇用の伸び鈍化は中東紛争の影響が遅れて表れた結果である可能性があると指摘した。
FWDBONDSのチーフエコノミスト、クリストファー・ラプキー氏は「FRB当局者は反応関数を明確に示していないが、今回の雇用統計を歓迎しないのは明らかだ」と指摘。「わずか1カ月前まで堅調だった雇用情勢が、中東での戦争の影響が遅れて出た可能性を背景に突然軟調になった」とし、労働市場の状況がどちらに向かっているのか見極めるのは難しいとの見方を示した。
雇用統計は通常は金曜日に発表されるが、4日の独立記念日を控え3日は休業日となるため1日早く公表された。