Francesco Canepa Balazs Koranyi
[シントラ(ポルトガル) 2日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)がポルトガルのシントラで開催した3日間の年次国際会議で、世界の中銀当局者は米連邦準備理事会(FRB)のウォーシュ新議長を新たな味方として見いだした可能性がある。
ウォーシュ氏は欧州などの同業者らと一連の非公開会談を行った。関係筋によると、会話は総じて抽象的な内容にとどまり、インフレの動向、シャドーバンキングのリスク、国際的な政策協調といった問題にはほとんど触れられなかったという。
しかし、当局者らはウォーシュ氏の積極的な行動を、FRBが引き続き国際的に関与し続ける兆候と解釈。中銀間の協力を支える国際フォーラムから撤退するのではないかという懸念が和らいだ。
フランス留学経験がありフランス語に堪能なウォーシュ氏は、一部のフランス人参加者とはフランス語で会話を交わし、6月30日の非公式ディナーでは各中銀総裁の間を回りながら交流を深めた。
ECBのラガルド総裁、イングランド銀行(英中銀)のベイリー総裁、カナダ銀行のマックレム総裁と共にパネルディスカッションに登壇したウォーシュ氏は、際立って協調的な口調で「3人の同僚と共にこの壇上に立てることを光栄に思う」と述べた。