Echo Wang
[1日 ロイター] - ソフトバンクグループ(SBG)が、保有するオープンAI株を担保とした100億ドルの借り入れについて銀行団との協議を再開したことが、事情に詳しい2人の関係者の話で明らかになった。
これまでの協議は、オープンAIという非上場企業の価値評価の難しさを巡る懸念から停滞していた。
そうした中でSBGは、貸し手側の不安を払しょくするため、同社が融資の返済を保証することを提示している。これにより、担保として差し入れられたオープンAI株の価値が下落した場合でも、銀行側はSBG本体に弁済を求める権利を持つことになると関係者は説明した。
融資銀行団には米金融大手ゴールドマン・サックス、JPモルガン・チェースや、みずほフィナンシャルグループが含まれる見通しだという。
SBGとオープンAIはコメント要請に応じず、ゴールドマン・サックス、JPモルガン・チェース、みずほはコメントを拒否した。
関係者によると、今回の借り入れはSBGの野心的な人工知能(AI)投資戦略を支えるための取り組みの一環となる。「マージンローン(証券担保融資)」と呼ばれるこの融資は、信用枠のように機能する。
当初、SBGはオープンAI株のみを担保とする融資を求めていた。しかし、担保価値が下落した際に株式以外にSBGへの請求権がないことに銀行側が難色を示したため、交渉が難航したもようだ。その取引の場合、SBGには債務を返済する義務が生じないためだ。
SBGは世界最大級のオープンAI支援者で、昨年オープンAIやオラクルとともに発表した米国での大規模データセンター事業「スターゲート」を含め、オープンAIと関連するAIインフラプロジェクトに600億ドル超を投じている。