Andrew Mills Parisa Hafezi Bo Erickson
[ドーハ/ドバイ/ワシントン] - イランと米国は1日、ドーハで行われた間接協議を終えた。恒久的な和平に向けた前進は見られず、2週間前の覚書合意で解決したはずの問題に再び焦点が当てられた。
関係筋によると、両国の交渉担当者はドーハで2日間にわたり、ホルムズ海峡の海上交通と、イランへの経済的インセンティブという6月に署名した初期合意の2本柱について協議。一方、今回の枠組みで取り上げられるはずだったより困難な議題については議論されなかった。
カタール外務省によると、次回会合はイランの最高指導者だった故ハメネイ師の葬列後に開かれる。ハメネイ師は7月9日に埋葬される予定。
同省の報道官はXへの投稿で、ドーハでの協議はスイスでの首脳会談の「成果を土台にしたもの」で、6月に戦争を停止させた覚書に関連する問題で「前向きな進展」をもたらしたと述べた。
トランプ大統領はこれに先立ち、ワシントンで記者団に対し、両国が焦点であるイランの核開発計画の制限を巡って進展しつつあるとの認識を示した。さらに、「イランの非核化は順調に進んでいる」と主張した。
バンス副大統領は記者団に対し、核問題については後日取り上げるとした上で、「もちろん、われわれは核問題について懸念しており、これから協議を始めるつもりだ」と述べた。また、明確な目的なしに部隊が再び戦争に戻ることはないとの見方も示唆した。
しかし、関係筋によると、協議は技術的な内容であり、核開発計画は議題に上らなかったという。
匿名を条件に取材に応じた関係者によると、トランプ氏の娘婿クシュナー氏とウィットコフ中東担当特使は協議の場には出席しなかったという。
両国は直接会談せず、カタールとパキスタンの仲介者を介して個別に協議した。イランのカゼム・ガリババディ外務次官は協議が終了したと述べた。意見の相違を解消できたかどうかについては、双方とも明らかにしていない。