[ベルリン 29日 ロイター] - ドイツ政府は29日、独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)の国内工場閉鎖を阻止することを目指していると、報道官が明らかにした。最終的な決定は同社に委ねられているとも強調した。
同報道官は「われわれは、ドイツ国内の工場閉鎖を回避することを目指している」とし、「これを実現するには、必要な競争のメカニズムを含む適切な枠組み条件を整えなければならない。また、これらの施設が採算性を維持できるよう、インセンティブを提供する必要がある」と説明。
「ただし原則として、こうした決定は常に企業が商業的な観点から下すものだ」との考えも示した。
VWは中国勢との競争激化や米国の関税措置、欧州での需要低迷などを受け、ドイツ国内4工場の閉鎖と、最大10万人の人員削減を検討していると、事情に詳しい関係者が26日、明らかにした。
VWのような主要産業グループの工場閉鎖は、低迷する経済の立て直しと支持率の改善を目指すドイツ政府にとって、さらなる打撃となる。
工場閉鎖を巡る計画は、VW監査役会メンバーには伝えられており、7月9日に協議される予定。同会合には従業員代表も参加する。