Suban Abdulla

[ロンドン 29日 ロイター] - 英国の5月の住宅ローン承認件数は2023年12月以来の低水準となった。消費者向け貸出の伸びも予想を下回った。イラン情勢に起因する金利上昇の影響が鮮明になった。

イングランド銀行(英中央銀行)が29日発表した5月の統計によると、住宅ローン承認件数は5万6205件と、4月の6万6034件から減少した。ロイターがまとめたエコノミスト予想は6万2900件だった。

消費者向け無担保純貸出は前月比16億6200万ポンド(21億9000万ドル)増加。エコノミスト予想(18億ポンド増)を下回り、25年12月以来の小幅な伸びとなった。

3カ月移動平均では前年比8.7%増と、25年10月以来の鈍い伸びだった。

実際の住宅購入を反映する住宅ローン純貸出額は28億8900万ポンドと1年ぶりの低水準だった。

住宅ローン仲介会社ナイト・フランク・ファイナンスのマネジングパートナー、サイモン・ギャモン氏は「不動産市場は3月と4月を通じてかなり底堅く推移し、住宅ローンは長期平均に沿った水準だったが、5月のデータは、より多くの借り手が様子見を始めている最初の兆候を示した」と述べ、「インフレ見通しの不透明感、生活費上昇、消費者心理の悪化を考えれば、驚くことではない」とした。

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