[29日 ロイター] - 「ラッキーストライク」や「ダンヒル」を製造する英たばこ大手ブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BAT)は29日、約20%の人員削減計画を発表した。業績が低迷する中、人工知能(AI)を活用した変革プログラムを推進してコストを削減し、収益改善を図る。

BATによると、5500人を削減し、3500人分の業務をアクセンチュアなどの外部企業に移行する。合計9000人の従業員に影響が及ぶとした。最大市場である米国は対象外。

BATはすでに2027年までに5億ポンドの経費削減を目標に掲げているが、今回の計画で、さらに28年までに年換算で6億ポンド(7億9300万ドル)の削減効果を見込む。

タデウ・マロッコ最高経営責任者(CEO)は声明で、今回の措置は多くの社員に影響を与えるもので、影響を受ける社員を支援していくと述べた。その上で、より機敏でコスト規律があり、テクノロジーを活用した組織になると説明した。

BATの業績は近年低迷し、自社の目標を下回るか、かろうじて達成するにとどまっている。

主要な収益源である従来のたばこは構造的な縮小傾向にあり、BATは26年の世界の業界全体の減少率を2.5%と予測している。電子たばこ「ビューズ」やオーラルたばこ「ベロ」などの代替製品に進出しているが、ライバルのフィリップ・モリス・インターナショナルに遅れをとっている。

重要な米国市場での販売は、規制上の制約や、物価高を背景とする安価なブランドへの乗り換えで打撃を受けている。

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