Cassell Bryan-Low
[ロンドン 26日 ロイター] - ロンドンで今週開かれた防衛会議で、欧州は新たな時代の戦いに向けて戦闘能力を抜本的に見直す必要があると、域内の防衛関連当局者らが相次いで発言した。ロシアの脅威についても警戒感を示した。
会議は英国を拠点とする防衛・安全保障シンクタンク「王立防衛安全保障研究所(RUSI)」が主催。北大西洋条約機構(NATO)欧州連合軍のジョニー・ストリンガー副最高司令官(英空軍大将)は、会議で講演し、ドローン(無人機)や迎撃用兵器など量産可能で低コストの装備の活用に軸足を移し、製造に何年もかかる高性能で高価なプラットフォームへの依存を減らす必要があるとの考えを示した。
ストリンガー氏はその他の優先課題として、縦深精密打撃や電磁戦の能力の確保、さらには射程数千キロに及ぶ兵器への対処を含む防空能力の強化を挙げ、「われわれが直面する脅威は全方位に及んでいる」と強調した。
欧州の一部高官は、ロシアが今後数年以内に、NATO加盟国の領土を脅かせる水準まで軍を再建する可能性があると指摘している。