Hiroko Hamada

[東京 29日 ロイター] - 前場の東京株式市場で日経平均は続落し、前営業日比491円45銭安の6万8869円43銭となった。朝方はプラス圏でスタートしたが、一部のAI(人工知能)・半導体株の下落が重しとなり、日経平均は一時1300円超安となった。一方、出遅れ感のある内需株はしっかりで、相場を下支えした。

・日経平均は前営業日比249円高でスタートした後マイナス転換。前場序盤に1363円安の6万7997円57銭まで下落。売り一巡後は下げ幅を縮小し、一進一退が継続。

・前週末の米市場でフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が大幅安となり、一部のAI・半導体株が軟調に推移。アドバンテスト、キオクシアホールディングス、ソフトバンクグループで日経平均を700円ほど押し下げた。

・プライム市場では6割近くが値上がりし、相場全体では底堅い地合い。特に内需関連の上昇が目立った。

・中東情勢を巡っては、米国とイランが相互への攻撃を停止し、ホルムズ海峡を巡る対立に関する協議を再開することで合意。米WTI原油先物が1バレル=69ドル台で落ち着いていることも、日本株の支えとなった。

・ TOPIXは0.08%安の3960.38ポイントで午前の取引を終了。東証プライム市場の売買代金は5兆6085億2800万円。

・東証33業種では、その他製品、保険、小売など19業種が値上がり。非鉄金属、ゴム製品、石油・石炭製品など13業種は値下がり、輸送用機器が変わらず。

・東証プライム市場の騰落数は、値上がりが932銘柄(59%)、値下がりは573銘柄(36%)、変わらずが31銘柄(1%)。

<いちよし証券 投資情報部 銘柄情報課課長 及川敬司氏>

「日経平均は一部のAI株の動向に振らされているが、TOPIXは比較的落ち着いている。指数の見た目ほどマーケットが荒れている印象はない」

「物色面では内需関連に買いが入っており、全体では底堅い。原油価格の下落を受け、今後の業績改善期待が高まっているようだ」

「目先の日経平均は高値圏でもみ合いを想定。今週は米雇用統計の公表を控え、手掛けにくさも意識されそうだ」

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