Promit Mukherjee Maria Cheng
[オタワ 26日 ロイター] - 中国の浙江吉利控股集団の傘下にある「ロータス」ブランドの電気自動車(EV)が、カナダのカーニー首相と中国の習近平国家主席の合意に基づき、7月中にカナダに到着する予定だ。中国の王適駐カナダ大使が26日ロイターに語った。
両国の合意を通じて、年間で最大4万9000台の中国製EVが低率の関税でカナダに輸入されることが認められる。ロータスのEVはその最初の中国製EVとなる。
王氏は「吉利のEVは来月カナダに届き、モントリオールで車両の引き渡しが行われる際に式典を開催する」と述べた。
ロータス・カーズはこの件に関するコメント要請に応じなかった。
カナダ外務省は商業的機密保持を理由に、特定の出荷についてはコメントしないと述べた。
王氏によると、奇瑞汽車や比亜迪(BYD)といった他の中国ブランドも、カナダへの出荷前に必要な手続きを完了させるため、カナダ政府機関と調整している。カナダ当局者は以前、一部の車両がカナダの条件下でのテストを行うために先行して到着していると述べていた。
また王氏は「今年の秋には、正真正銘の他の中国ブランドEVが手続きを完了し、カナダ市場に参入することを期待している」と語った。
BYDのステラ・リー執行副社長は最近ロイターに、同社は来年にもカナダ国内で販売を開始する公算が大きいと発言。米国に拠点を置くテスラは、既に中国製の車両をカナダに輸入している。
カナダはまた、国内のEVのサプライチェーン(供給網)への合弁事業や投資を誘致することも目指している。
これについて王氏は、中国のEVメーカーは合弁事業の設立に関心を持っているが、まずは販売体制の構築と市場需要の把握に注力するだろうと述べた。
カーニー氏は今年1月の訪中時、カナダの対中輸出を2030年までに50%増加させることを目指すと話していた。
王氏は、カーニー氏の訪問から5カ月で既に輸出額は27.5%増加していると説明。「われわれが前進し続け、経済・貿易協力によって両国経済の潜在力を解放し、互いの補完性を活用し続ければ、おそらく100%を超え、200%に達することさえ可能だと考えている」と明言した。