[26日 ロイター] - 米取引所運営大手ナスダックは26日、実業家イーロン・マスク氏が率いる米宇宙開発企業スペースXが7月7日にナスダック100指数に採用されることを確認した。
指数への採用は通常、指数の値動きと連動する形のパッシブ運用をしている上場投資信託(ETF)が新規採用企業の株式を購入するため、当該銘柄に多額の資金が流入して株価を押し上げる要因となる。
ナスダックはFTSEラッセルやMSCIといった指数算出企業とともに、米国上場を目指す企業にとっての魅力を高めるため収益性、上場後の経過日数、取引可能な株式数などの採用要件を緩和した。
12日にナスダック上場を果たしたスペースXは昨年、49億ドルの純赤字だった。
投資家はより広範な投資機会を得るために、インベスコの「QQQ」や「QQQM」など、ナスダック100指数に連動する投資信託やETFを購入する。
JPモルガンは、スペースXのナスダック100指数により、43億ドルのパッシブ資金が流入すると試算した。
モーニングスターのチーフ株式市場ストラテジスト、マイケル・フィールド氏は「(スペースX株には)明らかに大きな需要があり、それが指数への組み入れが迅速に進められた理由だ。多くの人々がこれを歓迎するだろう」と述べた。ただ同氏自身は懐疑派に属していて、その理由としてスペースX株の割高感を挙げた。
一方S&Pグローバルは今月、S&P総合500種を含む同社算出の主要指数へのスペースX採用について、これまでの要件は変更しないと表明。採用検討を開始するまでに少なくとも12カ月は待つ方針を示した。