Andrea Shalal
[ワシントン 26日 ロイター] - 国際通貨基金(IMF)のチーフエコノミスト、ピエール・オリビエ・グランシャ氏は26日、トランプ米大統領が大半の国に一方的な関税を課したことで世界の貿易の流れや関係は変化しているものの、ドルは依然として国際貿易、銀行業務、各国中央銀行の外貨準備の中核を担っているという認識を示した。ロイターのインタビューで語った。
グランシャ氏は、過去数年間の金価格の急騰についても、その大部分は現物を保有せずに金に投資できる金上場投資信託(ETF)の拡大によってもたらされたものだと指摘。
ステーブルコインの発行体も資産として金を保有しており、これが需要と価格を押し上げているが、中銀が積極的に金を購入しているわけではないとした。
グランシャ氏は「ドル中心の世界から脱却しつつあることを示唆するような動きは、極めてわずかしか見られない。世界は確固としたドル中心の状況にある」と述べた。
「将来的に状況が変わる可能性がないわけではないが、過去10年間に見られた一連の動向を鑑みると、実際に見られる変化はごくわずかなものだ」と語った。