Michael Erman

[22日 ロイター] - 米製薬大手ファイザーは22日、2023年に430億ドルでバイオ医薬品会社シージェンを買収した際に入手し、開発を進めている新薬候補の抗体薬物複合体(ADC)「シグボタツグベドチン」について、他の治療法を試した非扁平上皮非小細胞肺がん(NSCLC)患者を対象とした後期臨床試験において、化学療法薬ドセタキセルと比較して、主要評価項目である全生存期間において統計学的に有意な改善が認められなかったと発表した。

ファイザーは、これまでに1コースのみの治療歴がある患者においては生存期間の傾向が良好であったこと、および同薬が米同業メルクの抗がん剤「キイトルーダ」と併用された初期段階の臨床試験のデータから、同薬の可能性を確信していることに変わりはないと述べた。

ファイザーのオンコロジー担当責任者はインタビューで、以前に1コースのみの治療を受けた患者では、無増悪生存期間と全生存期間の両方で非常に良好な傾向が認められ、同薬が有効であり、搭載された細胞毒性薬剤ががん細胞に直接届いていることを示唆していると語った。

同社は既に、第一選択薬としてキイトルーダとの併用による同薬の後期試験を実施中。また、他の開発中のがん治療候補薬との併用についても検討する計画だ。他のADCの開発も継続しているという。

ファイザーは、新型コロナ関連製品の売上急減や主力薬の後発医薬品競争を補うため、シージェン買収によりADC製品群の強化を図っている。

同社は株価が2023年初め以降50%超下落しており、28年までに成長軌道への回帰を見込んでいる。

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