Utkarsh Shetti

[22日 ロイター] - 米電動キックボード運営企業ライムが米ナスダック市場に新規株式公開(IPO)を申請し、時価総額で最大16億6000万ドルを目指している。ティッカー(企業コード)を「LIME」とする。22日公開した目論見書で明らかにした。

米配車大手ウーバー・テクノロジーズの元幹部ウェイン・ティン氏が率いるライムは2017年に創業し、25年末時点で世界29カ国の計約230都市で事業を展開。目論見書によると、純損益は創業後に毎年赤字で、25年度は5930万ドルの赤字だった。売上高は8億8670万ドルだった。

ライムと一部株主は、1株当たり24―26ドルの価格で計約696万株を売り出す。主幹事はゴールドマン・サックス、JPモルガン、ジェフリーズなどが務め、ライムは最大で1億8190万ドルの資金調達を目指す。

ライムの20年の資金調達ラウンドを主に引き受けたウーバーは、今回の株式売り出しで最大2000万ドル相当の株式を購入する意向を示している。

IPOXリサーチのアソシエイト、ルーカス・ミュールバウアー氏は「ライムは既に大規模でグローバルな事業を展開しており、キャッシュフローも良好で、過去3年間に売上高が急速に伸びていることから財務状況も堅調で、評価額は過大とは見なされない」との見解を表明。一方で「この事業は季節性があり、規制の対象で、資産集約型であり、都市レベルの許可取得もリスクにさらされているため、株価は割安に取引される可能性がある」とも話した。

Reuters Copyright (C) 2026 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。