Colleen Goko

[ヨハネスブルク 22日 ロイター] - 米銀行大手バンク・オブ・アメリカ(BofA)が22日発表した調査報告によると、南アフリカの資産が新たな買い手を引き寄せている。インフレと経済停滞が共存するスタグフレーションへの懸念が後退したことが主因。ファンドマネジャーは鉱業株への投資を過去5年間で最高の水準に拡大した。

機関投資家14社を対象に6月5日から11日にかけて実施された調査では、市場心理は大きく改善し、差し引きで回答者の93%が南ア市場を売りの好機ではなく買いの好機と判断。この比率は2009年以降で最高となった。

今年6月には石油価格が5月の高値から29%下落し、インフレ圧力が大きく軽減された。5月の調査ではインフレ率が上昇するとの予想は差し引きで回答者の75%を占め、25%が景気減速を見込んだ。たが、6月の調査ではインフレ率上昇を予想する回答者の比率は差し引きで7%に低下、景気減速の予想比率は正味ゼロに下がった。

南アフリカ準備銀行(SARB、中央銀行)は足元でのインフレ鈍化にもかかわらず、26年第3・四半期に政策金利を引き上げると回答者全員が予想している。

ドイツ銀行は、石油価格が再び上昇した場合に50ベーシスポイント(bp)の利上げが実施される可能性と今後のインフレリスクに言及した上で、SARBが金融引き締めをさらに進める公算が大きいとの見方を示した。だが、インフレ期待が安定的に推移した場合には、SARBが7月の金融政策委員会(MPC)で利上げを休止する可能性もあるとした。

南アフリカ10年物国債について、差し引きで回答者の29%は相場が過小評価されていると判断。同国債は投資家にとって魅力的な投資対象となっている。

南アフリカの通貨ランドは堅調に推移すると見込まれている。

ドイツ銀行は26年末時点のランド相場を1ドル=16.0ランドと予想。ランド相場の見通しは底堅い貿易収支、SARBのタカ派的な姿勢、国内政治の安定性によって下支えされていると説明した。

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