Joshua McElwee

[ローマ 22日 ロイター] - ローマ教皇レオ14世は22日、ローマの国連世界食糧計画(WFP)本部を訪れ、世界の指導者らは飢餓に苦しむ人々ではなく戦争を「養っている」とし、世界の優先順位が大きくゆがんでいると訴えた。

教皇はここ数カ月、政治問題についてこれまで以上に率直に発言しており、飢餓対策への支出を拡大するとともに、地政学的な懸念に基づいて食料援助を制限しないよう各国政府に求めた。

「紛争は、人々が栄養を得るより容易に養われている。この現実は運営上の欠陥のみならず、政治と道徳の優先順位が根本的に不均衡になっていることを反映している」と指摘。

世界の人道危機が「国際的な優先事項の中で二の次」に追いやられていると憂慮し、各国は「これらの問題と多国間協力との密接な関係を無視し、国家安全保障、経済成長、国内の安定にますます多くの資源を配分するようになっている」と述べた。

さらに、食料へのアクセスは「全ての人の尊厳に根ざした基本的人権」だとし、飢餓状態の改善は困っている人々を助けるだけでなく、地政学的不安定の根本原因への対策にもなると語った。

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