Marta Nogueira

[リオデジャネイロ 22日 ロイター] - 欧州連合(EU)は重要鉱物の供給源を分散化する取り組みでブラジルを戦略的パートナーとして有力視している。欧州委員会のヨゼフ・スィーケラ委員(国際パートナーシップ担当)が20日、訪問先のブラジルでロイターに語った。ブラジルの開発目標にかなう取引を提案したという。

スィーケラ氏は、ブラジル南部ミナスジェライス州ポソス・デ・カルダスでオーストラリアの鉱業会社ヴィリディス・マイニング・アンド・ミネラルズが運営するレアアース(希土類)の研究・処理施設を訪問。この施設はEUとブラジルの協力した取り組みを加速するために選定された4件のプロジェクトの一角を占める。

スィーケラ氏は、欧州の取り組みは持続可能な事業と現地でのレアアースの加工処理を重視しており、鉱業セクターから素材自体ではなく付加価値の高い加工処理済みの鉱物を輸出するブラジルの目標に合致すると主張した。

同氏は、EUとブラジルの提携により、EUは調達契約を通じて供給を確保できる一方、ブラジルにおける精製施設の建設、新たな技術の検証、サプライチェーン(供給網)の利益率の高い生産への対応をEUが支援すると付け加えた。

スィーケラ氏は欧州の戦略について、新型コロナウイルスの世界的大流行やロシアのウクライナ侵攻といった衝撃を踏まえ、世界的供給網における特定国への依存度を引き下げることを目指していると説明。問題は中国への依存だけではないと強調した。

同氏はさらに、EUがブラジルのニッケルやリチウムといった他の重要鉱物を含むプロジェクトについても検討していると明らかにした。

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