[22日 ロイター] - 米電気自動車(EV)メーカーのルーシッド・グループは22日、米国内の従業員の約18%を削減すると発表した。またマーク・ウィンターホフ最高執行責任者(COO)が退任したと明らかにした。競争が激化する中で収益性の向上を図る同社にとっては、この数カ月で2度目となる大規模な経営陣の異動となる。
ルーシッドは削減する従業員の具体的な数について言及を避けたが、正社員や契約社員および時給制の製造労働者が対象になると述べた。同社は昨年12月31日時点で従業員約9000人を抱えていた。また主要EV生産拠点で第2シフトを廃止した。2月には米従業員の12%を削減し、手元資金を確保していた。
今回の事業再編により、退職金やその他の従業員関連費用として約3200万ドルが発生する一方で、年間約1億5800万ドルのコスト削減が見込まれるという。
同社は2月にSUV(スポーツタイプ多目的車)「グラビティ」の納車に混乱をもたらしたサプライヤー関連の問題など、運営上の困難に見舞われている。先月には事業の見直しが完了するまで、2026年の生産見通しの公表を一時見送った。
ルーシッドは成長の原動力としてグラビティと次に登場する中型車プラットフォームに期待する一方、米配車大手ウーバー・テクノロジーズや自動運転車新興のニューロとの提携を通じて、自動運転タクシー(ロボタクシー)の展開を推進している。
ウィンターホフ氏は、2025年2月にピーター・ローリンソン最高経営責任者(CEO)が退任した後、1年余りにわたり暫定CEOを務めた。同社は4月、スイスのエレベーター大手シンドラーのCEOを務めたシルビオ・ナポリ氏をCEOに起用した。