[サンディエゴ 22日 ロイター] - 中国は米国よりも医薬品臨床試験を数多く実施しているが、生物医学科学の質と商業的影響力の面で依然として米国に遅れを取っていることが、米業界・学術界のシニアリーダーたちを対象とした最新の意識調査で明らかになった。
投資会社ディアフィールド・マネジメントの提携機関であるキュア・イノベーション・インデックスの世論調査によると、中国は6つの分野のうち臨床開発とサプライチェーンの2つの分野で明確なリーダーと見なされていることが分かった。
米国は試験段階の製品を大規模生産に移行させるプロセス、資本および商業化、人材の分野でリードしている。科学的発見の分野は両国が互角と見なされた。
回答者117人のうち、85%は米国の優位性が10年以内に終わると答えた。この調査結果は22日にサンディエゴで開催されたバイオテクノロジーイノベーション協会の年次総会で発表された。
投資会社キュアの最高経営責任者(CEO)のシーマ・クマール氏は「中国はスピード、規模、製造力、開発力、実行力がある。一方で米国は科学的な質、人材、技術移転の一部で優れており、そして何よりも重要なのは世界で最も価値のあるヘルスケア市場へのアクセスを握っている点だ」と述べた。
クマール氏によると、今回の調査でもう1つの重大な発見は回答者が中国からの競争よりもむしろ、米国の研究資金削減を巡って増大する脅威をより大きな懸念材料として挙げたことだという。
「米国は適切な材料が全てそろっているが、これまでの資金調達の方法はおそらく変える必要がある」とクマール氏は述べた。