Ann Saphir
[22日 ロイター] - 米シカゴ地区連銀のグールズビー総裁は22日、労働市場が安定している中、高すぎるインフレが今後も持続するのか、それとも高関税の影響が薄れ、中東紛争が解決されれば沈静化するのかを見極めることに注力していると述べた。
グールズビー氏はラジオ番組「マーケットプレース」で、「われわれは目標を大幅に上回り、悪い方向に進んできたインフレ問題に対処してきた」と指摘。
「私が気にかけているのは、これが一時的なもので、われわれが約束した2%への軌道に戻るという証拠は何かということだ」と語った。
米連邦準備理事会(FRB)のウォーシュ議長は先週、連邦公開市場委員会(FOMC)に参加した19人の当局者から6月会合での利上げを支持する意見は出なかったと述べた。グールズビー氏もこの見解を否定しなかった。また、FRBが将来の金利見通しに関するフォワードガイダンスの提示を控えるべきだとのウォーシュ氏の考えに同意するとも述べた。
同時にグールズビー氏はインフレへの懸念を示唆した。インフレ指標として最もよく知られる消費者物価指数(CPI)は、5月に前年同月比4.2%上昇した。FRBが2%を目標とする個人消費支出(PCE)価格指数の前年比上昇率は、直近のデータとなる4月で3.8%だった。
グールズビー氏は、3─4%台で推移するインフレ率がそのままになると懸念するのか、それとも持続的ではなく自然に低下していく理由があると考えるのか見極めることが極めて重要だと述べた。
グールズビー氏は特に、中東紛争による原油高や関税による物価上昇とは直接関係のないサービス分野のインフレの高止まりに懸念を示した。