Abigail Summerville

[ニューヨーク 22日 ロイター] - 米国株式市場はS&P総合500種とナスダック総合が反落。米イラン協議の進展が注視される中、アルファベットなど大型ハイテク株が売られ、下げを主導した。

ダウ工業株30種は、ヘルスケアと工業セクターに支えられて上昇した。

米実業家イーロン・マスク氏率いる宇宙開発企業スペースXは16.4%急落し、1日の下落率としてはこれまでで最大を記録。ナスダック総合の大きな重しとなった。ただ、新規株式公開(IPO)価格の135ドルは依然として上回って取引されている。同社はこの日、初の社債発行に踏み切ったと発表。19日時点の現金および現金同等物の保有が約1008億ドルだったと明らかにした。

人工知能(AI)への楽観論は最近の市場の上昇を支えてきたが、アナリストによると、巨大データセンター運営事業者(ハイパースケーラー)によるインフラ拡張への巨額支出を疑問視する投資家が増えている。

アルファベットは5%下落。メタ・プラットフォームズ、アマゾン・ドット・コム、マイクロソフトは2.3─4.7%安。

USバンクのシニア投資ディレクター、ビル・ノージー氏は「非常にセンチメントに左右されるセクターであり、この銘柄群は日々一緒に動く傾向がある」と指摘。「ただ、一歩引いて見ると最も力強いファンダメンタルズの一部はAIデータセンター構築の領域にある。ハイパースケーラーだけでなく、その継続的な構築に投入される多くの部品も含まれる」と述べた。

上昇相場の次の試金石となるのは、24日に発表されるマイクロン・テクノロジーの四半期決算だ。同社の株価は年初来300%近く上昇している。

この日はS&Pの主要11セクターのうち7セクターが上昇。不動産とエネルギーが上げを主導した。通信サービスは3.8%下落し、出遅れた。

原油価格は下落した。米政府とイラン政府が60日以内の最終合意に向けたロードマップで合意したことが背景。

仲介国によると、米イラン当局者はスイスでの第1回和平協議で「大きな進展」があった。協議は22日に終了した。ただ、レバノンとホルムズ海峡を巡る緊張は依然として残っている。

その他の銘柄では、バイオテクノロジー企業アポジー・セラピューティクスが46.7%急伸。製薬大手アッヴィが同社を109億ドルの現金で買収すると発表したことを受けた。アッヴィは6.2%上昇した。

ニューヨーク証券取引所では値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を1.32対1の比率で上回った。ナスダックでも1.33対1で値下がり銘柄が多かった。

米取引所の合算出来高は229億7000万株。直近20営業日の平均は221億2000万株。

終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株30種 51712.7 +148.0 +0.29 51555.1 51887. 51555.1

1 1 9 85 9

前営業日終値 51564.7

0

ナスダック総合 26166.6 -351.3 -1.33 26483.3 26561. 26125.4

0 3 1 12 8

前営業日終値 26517.9

3

S&P総合500種 7472.79 -27.79 -0.37 7500.44 7530.0 7460.01

1

前営業日終値 7500.58

ダウ輸送株20種 21795.8 +157.9 +0.73

3 4

ダウ公共株15種 1127.08 +6.65 +0.59

フィラデルフィア半導体 14634.7 +292.9 +2.04

2 4

VIX指数 17.28 +0.50 +2.98

S&P一般消費財 1863.37 -44.44 -2.33

S&P素材 647.81 +0.43 +0.07

S&P工業 1539.35 +11.55 +0.76

S&P主要消費財 920.70 -6.29 -0.68

S&P金融 893.64 +4.80 +0.54

S&P不動産 280.94 +3.83 +1.38

S&Pエネルギー 825.34 +10.10 +1.24

S&Pヘルスケア 1751.51 +15.12 +0.87

S&P通信サービス 451.94 -17.98 -3.83

S&P情報技術 6878.14 -2.70 -0.04

S&P公益事業 454.45 +2.25 +0.50

NYSE出来高 16.53億株

シカゴ日経先物9月限 ドル建て 73205 + 345 大阪比

シカゴ日経先物9月限 円建て 73135 + 275 大阪比

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