[ニューヨーク 22日 ロイター] - ニューヨーク外為市場では、米国とイランの協議を受け和平合意への期待が高まったことを背景にドルが上昇した。対円では一時162円台目前まで上昇した後、ドル安・円高方向に一時的に振れる場面が何度かあり、ドルは終盤の取引までに上げ幅を縮小したものの、政府・日銀による為替介入が警戒される状況が続いている。英ポンドはスターマー首相が辞意を表明したことを受け、不安定な値動きの中でやや上昇した。

ドルは対円 で一時161.92円まで上昇。161.96円を上抜ければ、1986年以来の円安・ドル高水準となる。ただその後は上げ幅を縮小し、終盤の取引でドルは0.14%高の161.50円。

片山さつき財務相はこの日の閣議後の記者会見で、足元の為替動向について具体的なコメントは差し控えるとした上で「必要に応じて、いつでも適切に対応する」と改めて発言。バノックバーン・キャピタル・マーケッツ(ニューヨーク)のチーフ市場ストラテジスト、マーク・チャンドラー氏は「政府・日銀による為替介入のほか、それを後押しするような米当局の発言に対する警戒が必要だ」としている。

この日は英国のスターマー首相が辞意を表明。労働党の新党首には先週の下院補選で勝利したアンディ・バーナム氏が有力視されており、早ければ来月にも過去10年間で7人目の首相に選出される可能性がある。

英ポンドは対ドルで一時1.3175ドルまで下落。その後は持ち直し、終盤の取引で0.08%高の1.3243ドル。

バノックバーンのチャンドラー氏は「新政権への市場の信認を測る上で焦点は英国債市場になる」とし、英ポンド相場よりも英国債相場が注目されるとの見方を示している。

終盤の取引で主要通貨に対するドル指数は0.16%高の101。

ユーロ/ドルは0.36%安の1.1427ドル。

ドル/円 NY終値 161.54/161.59

始値 161.72

高値 161.92

安値 161.09

ユーロ/ドル NY終値 1.1427/1.1430

始値 1.1456

高値 1.1462

安値 1.1420

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