Heekyong Yang

[ソウル 22日 ロイター] - 韓国半導体大手SKハイニックスは22日、サムスン電子を抜いて韓国で時価総額トップの上場企業となった。20年前には債務問題で破綻寸前まで追い込まれたが、劇的な復活を示した形だ。

世界的なAI(人工知能)ブームの恩恵を受けているSKハイニックスは今年、株価が340%以上上昇。時価総額は2000年以来トップの座を占めていたサムスン電子を上回った。

0347GMT(日本時間午後0時47分)時点で、SKハイニックスの株価は5.7%上昇し、時価総額は2082兆5000億ウォン(1兆3500億ドル)に達した。一方、サムスン電子の時価総額(優先株を除く)は2081兆3000億ウォン。

サムスンは声明を出し、時価総額の算出には優先株を含めるべきだとし、そうした場合の企業価値は約2252兆ウォンになると述べた。

メリッツ証券のシニアアナリスト、キム・スンウ氏は「カスタマイズされたAIメモリーの登場は、業界の経済構造を根本的に変え、SKハイニックスが市場リーダーとしての地位を確立することを可能にした」と述べた。

アナリストらは、SKハイニックスが世界のAIエコシステムにおいて中心的な役割を果たしている理由として、メモリー業界の低迷期においても、高帯域メモリー(HBM)への投資を継続した決断を挙げている。

従来のメモリー製品とは異なり、HBMチップはAIプロセッサーと密接に統合されているため、参入障壁が大幅に高まり、サプライヤーはより強い価格決定力を得ることができる。

2025年時点で、SKハイニックスは世界HBM市場の61%を占め、サムスン電子の17%、マイクロンの21%を大きく引き離した。

ロイターはSKハイニックスが計画中の米上場先としてナスダックを選定する方針と報じており、これにより同社の投資家基盤が拡大し、世界の投資家間での認知度がさらに高まることが期待される。

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